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ケニアハネムーン旅行記【キーコロックロッジ】

キーコロックロッジ

キーコロックロッジ(Keekorok Lodge)は、マサイマラ自然保護区の東部に位置し、保護区の入り口のひとつSEKENANI GATEから車で30分走ったところに建つ、マサイマラで最も古く歴史あるロッジです。ロッジ周辺で東西南北各方面へ延びる道が合流することから交通の要所ともなっています。

ロッジのゲートの外は背丈の低い草の生えたサバンナ地帯となっていますが、一歩ゲートの中に足を踏み入れると芝生とたくさんの木々が生い茂る、落ち着いた美しい景色が広がっています。ゲートからしばらく進むと本館のエントランスに到着、車を降りるとロッジの方がウエルカムドリンクで歓迎してくれます。ナイバシャ・ソパロッジと同様にドライバーさんに手伝って貰いながらチェックインを行い簡単な説明を聞くと、いよいよ今日から2泊する部屋へと向かうことになります。

キーコロックロッジ

ゲート

キーコロックロッジ

エントランス

キーコロックロッジ

部屋はあまり広くない

キーコロックロッジ

浴槽付きの風呂

案内された部屋はなんとRoom No.1。道に沿って並んだロッジの中で一番奥のロッジでした。室内はナイバシャ・ソパロッジの半分ほどの大きさ、内装もオシャレで洗練されたデザイン…というわけでも無くごく普通でしたが、浴室がシャワーだけでなく浴槽も付いているのが助かります。トイレはもちろん水洗、シャワーのお湯もしばらく出しているとちゃんと温かいお湯が出てきます。

入り口の扉は腰の位置で上部と下部それぞれの扉に分かれており、上の扉だけ開けて外の景色を眺める、といった使い方も出来るのですが、この隙間からトカゲが室内に侵入してきたのには驚きました。なかなかワイルドなロッジです。

キーコロックロッジ

ロッジの敷地は一面芝生に覆われており、散歩する人がいたりベンチで本を読む人がいたりととてもゆっくりと時間が過ぎていきます。ナイバシャ湖からの5時間の移動はとても刺激的で楽しかったのですが、砂埃まみれのでこぼこ道路の移動には少々疲れたので、本館で昼食を取ったあと私たちも敷地内でゆっくりと過ごすことにしました。

キーコロックロッジ

ロッジが立ち並ぶ

キーコロックロッジ

本館から庭を望む

キーコロックロッジ

庭から本館を望む

キーコロックロッジ

遊歩道と展望台

キーコロックロッジ

展望台にはバーもある

キーコロックロッジ

カバの昼寝

キーコロックロッジで特筆すべき事といえばやはり、池(ヒッポプール)のほとりに建つ展望台ではないでしょうか。本館から気持ちの良い芝生の道を2分ばかり歩くと木製の遊歩道があり、ここをしばらく歩くと池のほとりにあるこの展望台に着くのですが、なんとこの展望台からは池の中央で何十匹と群れになって昼寝をするカバをすぐ間近で見ることが出来るのです。また、展望台にはバーがありお酒を作って貰えるので、カバの鳴き声を聞きながらのんびりとお酒を飲むことも出来ます。野生動物を見ながらのんびりと酒を嗜むとは、なんとも贅沢な時間の過ごし方です。この展望台はカバ好きでなくてもずっと見ていて飽きない場所だと思いました。

キーコロックロッジ

酒を飲みながらカバを眺める

キーコロックロッジ

本館レストラン

キーコロックロッジ

本館ロビー

キーコロックロッジ

エントランスとフロント

本館は、エントランス、フロント、土産物屋、レストラン、バーなどで構成されています。この本館は数年前に立て直されたとのことでとても綺麗で雰囲気もとても良いです。中でも土産物屋がとても充実しており、今回の旅行で泊まったナイバシャ・ソパロッジやマラセレナロッジの2~3倍の広さがあり品物の数も豊富にあるので、慣れた定価販売でお土産を買いたいのであればこちらで買うことをお薦めします。

レストランは、他のロッジと同様にビュッフェ形式。置いてある料理も他とそう大きく変わらないのですが、デザートや野菜が充実している印象でした。また、卵料理をシェフの方がリクエストに応じて作ってくれるコーナーもあります。食後は外のテラスにコーヒーや紅茶が用意されているので、テラスやロビーのソファーでのんびりと食後のひとときを過ごすことが出来ました。

キーコロックロッジ

本館ロビー

キーコロックロッジ

ビュッフェ形式の夕食

キーコロックロッジ

ヒッポプールとマサイ

キーコロックロッジ

ロッジの目の前を歩くカバ

キーコロックロッジに泊まって一番驚いた事は、夜中に敷地内をカバが芝生を食べながら歩き回っていることでした。特に私たちが泊まっていたロッジが敷地の一番端のヒッポプールに近い場所にあったこともあり、泊まっているロッジの扉の前でカバが草を食べていて、ベッドで寝ているとむしゃむしゃ食べている音が聞こえたのは衝撃的でした。

このロッジでは2泊しましたが1泊目も2泊目も窓一面にカバが見えるくらい、カバがロッジに近づいて芝生を食べていたので、カバ好きな人はこのRoom No.1に泊まるととても貴重な経験ができるかもしれません。ちなみにロッジの人いわくカバが芝生を食べてくれるので、このロッジでは芝刈りをする必要がないそうです。

このキーコロックロッジは、今回泊まったSTANDARD ROOMに関してはそれほどリゾート感のある部屋ではありませんでしたが、カバを信じられないくらい身近で見ることの出来る、カバ好きには堪らないとても素敵なロッジでした。雰囲気もとても良かったです。

ゲームドライブ

キーコロックに滞在した2日間は夕朝夕の計3回のゲームドライブに繰り出しました。ナイロビから乗ってきたサファリカーの屋根がとうとうせり上がり、車がサファリモードに変身。揺れる車内で転ばないようにしっかりバーを持ち、車から頭を突き出していざゲームドライブに出発です。

マサイマラ地図

ゲームドライブはキーコロック周辺を巡ることになります。マサイマラ自然保護区全体から見ると東の端をドライブしているイメージです。キーコロック周辺はサバンナの中に車のわだちがたくさんついており、このわだちに沿って進んでいきます。さてどんな動物に出会えるのでしょうか。

Masai Mara

Masai Mara

車に乗せてもらい進んでいくとまずすぐに見つかるのが、ヌーとシマウマ。これは単純に数が多くいたるところにいるので、見つけるというよりも常に視界のどこかにいるというくらいたくさんいます。また、マサイマラそして隣接するセレンゲティといえばヌーの河渡りが有名ですが、ヌーとシマウマはいつも行動を共にしているために実はシマウマも河渡りをしてるそうです。そして、このヌーとシマウマに加えてこの獲物を追うライオンも河を越えてマサイマラとセレンゲティの両地域を移動するのだそうです。

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[13] インパラ
オスには立派な角がある

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[14] シマウマ
シマウマとヌーはいつも行動を共にしているらしい

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[15] ヘビクイワシ
文字通りヘビを食べる

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[16] アフリカンバッファロー
BIG5の一つだがライオンの獲物になってしまう

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[17] ダチョウ
時速60キロを生み出す足で蹴られるとライオンも死ぬという

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[18] グランドガゼル
インパラ、トピあたりとの見分けがつかない

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[19] アフリカゾウ
ファミリーで行動する

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[20] ライオン
これぞ百獣の王、堂々とした顔立ちがかっこいい

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[21] チーター
ライオンとは敵対しているらしい

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[22] ヌー
河渡りで有名なヌー、セレンゲティとの間を行き来する

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[23] イボイノシシ
ちょこちょこと走る姿がかわいい

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[24] ヒョウ
木に登っているのを遠くから見ることが出来た

Masai Mara

アフリカ動物図鑑[25] トムソンガゼル
おしりの模様がグランドガゼルと少し違う

Masai Mara

ドライブをしているとヌーやシマウマは結構見つかるのですが、ライオンやヒョウ、ゾウなどはなかなか出会えるものではありません。約2時間のドライブでこれらの大物にうまくいけば数回出会えるといったイメージでしょうか。

しかし各サファリカーには無線機が備わっていて何か珍しい動物が見つかるとこの無線で知らされる仕組みになっているので、ライオンなどが見つかると無線を聞きつけて10台くらいのサファリカーがその場所に大集結します。ライオンは、サファリカーに周りをぐるっと囲まれても余裕のあくび、これを見ると百獣の王の威厳に感心してしまいます。彼らに怖いものなんてきっと何も無いのでしょう。

キーコロックロッジに2泊した間に、ライオン、ゾウ、ダチョウなど計13種類の動物を見ることが出来ました。ライオンはドライブの度に見つけられましたが、ヒョウやチーターは数がもとから少ないのか夜行性で昼間は寝ているのか、1度ずつしか見ることが出来ませんでした。

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